特許、実用新案、ノウハウの基礎と事例をわかり易く解説しながら、知財と金融のつながりを紹介します。
商標、意匠、著作権(生成AIを含む)の基礎と事例をわかり易く解説し、併せて、商標権の価値評価手法とその評価事例について紹介します。
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本セミナーは、企業価値の源泉が無形資産へとシフトしていることを踏まえ、金融機関職員が特許・商標・意匠・著作権・ノウハウ等の知財を理解し、企業との対話力や事業性評価力を高めることを目的として、以下の内容により実施しました。
第1部 知財×金融:特許・実用新案・ノウハウの基礎 講師:大枝洋一
・特許・実用新案・ノウハウの基礎を紹介し、金融機関が技術理解を深める意義を解説
・J-PlatPatの活用方法を紹介し、企業訪問時の信頼構築の効果を提示
・知財を切り口にした経営課題の把握、設備投資ニーズの発掘、事業性評価への応用例を説明
第2部 商標・意匠・著作権(生成AIを含む)の基礎と知財価値評価 講師:高原千鶴子
・商標の役割・ブランド価値の重要性、意匠権・デザイン戦略の基礎を説明し、模倣品排除やヒット商品事例を紹介
・著作権の基本、引用の要件、AI生成物に関する最新の著作権ルールを解説
・商標の金銭的価値評価(ロイヤルティ免除法等)の実例を紹介
交流会:参加者10名(金融機関5名、弁理士5名)
本セミナーの参加者からは、技術ヒアリングのポイントが理解できた、将来事業の評価のために考えるべきことが理解できた、商標、意匠の事例が分かりやすかった、などの感想が寄せられ、特許・商標等を企業支援に活用する意識が高まり、今後の融資判断・経営支援に活かせる内容となりました。また、参加者の約半数が交流会に参加し、栃木委員会メンバー・参加者間で活発な意見交換を行いました。