日本弁理士会関東会 主催関東経済産業局 後援

知的財産セミナー

Intellectual Property Seminar

参加
無料
オンラインセミナー

Menu

2025年12月05日(金)
栃木委員会
金融ビジネスに活かす知財基礎セミナー
開催時間:13:30〜16:45
セミナーは終了しました
会場
栃木県総合文化センター 3階 第2会議室
定員
48名(先着)
共催
後援
関東経済産業局、栃木県、一般社団法人 栃木県銀行協会
概要
企業の技術力や成長性を担保に融資する「企業価値担保権」の開始に向けて、無形資産である、製品の技術アイデア、パッケージのデザイン、商品名など知的財産をきっかけに金融機関としてどのように企業と関係を築き、経営支援につなげていけるのか、そのヒントを知財の基礎と事例を交えて会場にて紹介します。

セミナー詳細 / 講師
第1部
13:3014:30
概要
【知財×金融 特許・実用新案・ノウハウ 編】

特許、実用新案、ノウハウの基礎と事例をわかり易く解説しながら、知財と金融のつながりを紹介します。
講師
弁理士 大枝 洋一
第2部
14:4015:40
概要
【知財×金融 商標・意匠・著作権(生成AIを含む)編】

商標、意匠、著作権(生成AIを含む)の基礎と事例をわかり易く解説し、併せて、商標権の価値評価手法とその評価事例について紹介します。
講師
弁理士 高原 千鶴子
交流会
15:45〜16:45
チラシダウンロード

開催報告
参加者数
15名
企画委員会
コメント

 本セミナーは、企業価値の源泉が無形資産へとシフトしていることを踏まえ、金融機関職員が特許・商標・意匠・著作権・ノウハウ等の知財を理解し、企業との対話力や事業性評価力を高めることを目的として、以下の内容により実施しました。

 第1部 知財×金融:特許・実用新案・ノウハウの基礎 講師:大枝洋一
・特許・実用新案・ノウハウの基礎を紹介し、金融機関が技術理解を深める意義を解説
・J-PlatPatの活用方法を紹介し、企業訪問時の信頼構築の効果を提示
・知財を切り口にした経営課題の把握、設備投資ニーズの発掘、事業性評価への応用例を説明

 第2部 商標・意匠・著作権(生成AIを含む)の基礎と知財価値評価 講師:高原千鶴子
・商標の役割・ブランド価値の重要性、意匠権・デザイン戦略の基礎を説明し、模倣品排除やヒット商品事例を紹介
・著作権の基本、引用の要件、AI生成物に関する最新の著作権ルールを解説
・商標の金銭的価値評価(ロイヤルティ免除法等)の実例を紹介

 交流会:参加者10名(金融機関5名、弁理士5名)

 本セミナーの参加者からは、技術ヒアリングのポイントが理解できた、将来事業の評価のために考えるべきことが理解できた、商標、意匠の事例が分かりやすかった、などの感想が寄せられ、特許・商標等を企業支援に活用する意識が高まり、今後の融資判断・経営支援に活かせる内容となりました。また、参加者の約半数が交流会に参加し、栃木委員会メンバー・参加者間で活発な意見交換を行いました。