中小企業の海外商談と知的財産権
~商談でノウハウを失わないために~
・中小機構の海外展開支援業務もご紹介
交流会は弁理士会館のみで開催
中小企業が海外の販売市場と直接繋がり正しい商品特性を市場に伝える事で安定した需要維持につながることをお伝えします。
藤田 一彦
展示会出展を例に機密情報を失わない進出前準備、出展取引開始、取引開始後に必要な対策・対応をお伝えします。
コメント
参加者数 69名(オンライン:65名 リアル:4名)
本講座は、中小企業の海外進出が日常となったなかで、海外で知的財産を失ったために事業展開が困難になった事例が少なくないことを受けて、海外進出する中小企業が準備しておくべき基本事項を大公開することを目的として開催しました。
参加者に事前にお伝えしたテーマ「中小企業の海外商談と知的財産権~商談でノウハウを失わないために~」について、セミナー後のアンケートでは回答の9割以上でテーマに沿った内容であったとの評価を頂け、回答の7割以上で役に立ったとの評価を頂けました。
さて、第1部では、海外での商取引の経験を有する中小機構の中小企業アドバイザー様に講師として登壇いただきお話を頂くことで、「海外取引の進め方 価値・技術価値の市場訴求と保護」というテーマに深みのあるお話を頂けました。そのなかで中小企業が海外の販売市場と直接繋がり正しい商品特性を市場に伝える事で安定した需要維持につながることと知財が無関係でないこともお伝えいただき、第2部へもスムーズにつながりました。また、中小企業に有意義な中小機構の支援事業についてもご紹介いただけました。
第2部では、「海外展開時、自社製品にかかる機密情報をどのように守っていくべきか?」について、まず、特許、意匠、商標の国際的な活用に関する基礎的な知識を紹介しました。その後、受講者の理解を容易にするため、展示会出展を例に機密情報を失わない進出前準備、出展取引開始、取引開始後に必要な対策・対応をお伝えしました。こうした構成により、受講者には伝わりやすかったことがアンケート結果の一因としてあらわれたのではないかと考えています。