中小企業支援に向けた知財セミナー
大洗町商工会
第1部の講義内容を踏まえて、特に商標の事例について解説する。
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茨城県の大洗町及び大洗町商工会との共催で、「中小企業支援に向けた知財セミナー」と題してセミナーを行いました。28名の受講者に参加いただきました。
第1部では、知的財産(特許、意匠、商標)全般の説明を行いました。具体的には、知的財産の概要を説明した上で、特許を取り上げて特許要件の解説、特許権の活用の仕方を説明し、さらに特許出願、商標出願の出願動向等について説明しました。
第2部では、商品のネーミングと商標検索の実演を行いました。具体的には、市販の商品を例にして受講者の皆様に商品名を考えていただき、その商品名の商標が存在するか、特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat)を利用して検索しました。講義を通じて、自分で考えた商品名を使用する前に他人がその商品名を商標登録していないかを調査することの重要性を解説しました。
アンケートの結果より、受講者の全員の方が知財セミナーに参加したのは初めてでしたが、第1部及び第2部ともに「理解しやすかった」という感想をいただきました。特に、第1部については、知的財産について今まで意識したことが無かったがその重要性について気づくことができたという感想をいただき、第2部については、ユニークな事例を基に説明してもらい理解しやすかった、という感想をいただきました。
今後のセミナーのテーマの希望について、多数の方に「著作権」及び「知財ライセンスにおける留意点」を挙げていただきました。今後の知財セミナーで、これらをテーマに取り上げることを検討したいと思います。